谷山は身軽に、池の縁を伝わって、向うの隅にある小配電盤の所へ行き、スイッチの一つを、カチンと入れた。
と、同時に、ギリギリと歯車のきしむ音がして、タンクの中央から、亜鉛の巨大な角柱が、ニューッと首を出して、徐々に天井へまき上げられ、それがタンクから出切てしまうと、今度は横に宙づりをして、タンクの外側へ、ズルズルと降りて来た。
丁度その下に、多少熱湯をたたえたものであろう、モヤモヤと湯気の立昇る別の小さなコンクリートの池がある。
谷山は身軽に、池の縁を伝わって、向うの隅にある小配電盤の所へ行き、スイッチの一つを、カチンと入れた。
と、同時に、ギリギリと歯車のきしむ音がして、タンクの中央から、亜鉛の巨大な角柱が、ニューッと首を出して、徐々に天井へまき上げられ、それがタンクから出切てしまうと、今度は横に宙づりをして、タンクの外側へ、ズルズルと降りて来た。
丁度その下に、多少熱湯をたたえたものであろう、モヤモヤと湯気の立昇る別の小さなコンクリートの池がある。