彼はほとんどこうこつとして、それが恐るべき犯罪の結果であることも、そこに当の犯人がいることも、一瞬間忘れ果てて、すぐれた絵でも眺める様に、美しい花氷に見とれた。
だが、次の瞬間には、彼は犯人の着想のあまりの恐ろしさに、身ぶるいしないではいられなかった。
倭文子と茂少年とは、生きながら、氷にせられてしまったのだ。
彼はほとんどこうこつとして、それが恐るべき犯罪の結果であることも、そこに当の犯人がいることも、一瞬間忘れ果てて、すぐれた絵でも眺める様に、美しい花氷に見とれた。
だが、次の瞬間には、彼は犯人の着想のあまりの恐ろしさに、身ぶるいしないではいられなかった。
倭文子と茂少年とは、生きながら、氷にせられてしまったのだ。