それは玉村商店の番頭が欧洲の宝石市場で手に入れた、古風なロゼット切りの十数カラットのもので、福田氏はその由緒ありげな光輝に惚れて、兄の玉村氏から原価で譲り受けた品であった。
原価といっても、無論万を以て算える価格である。
其貴重な宝石が福田氏の奇怪な死と共に、消失せてしまったのである。
それは玉村商店の番頭が欧洲の宝石市場で手に入れた、古風なロゼット切りの十数カラットのもので、福田氏はその由緒ありげな光輝に惚れて、兄の玉村氏から原価で譲り受けた品であった。
原価といっても、無論万を以て算える価格である。
其貴重な宝石が福田氏の奇怪な死と共に、消失せてしまったのである。