で、三十分ばかり、鼾さえ立てて、寝入った体に見せかけたのち、ドアの鍵穴に紙を詰め、室外の物音に耳をすましながら、ポケットナイフを取出し、鎖の切断作業に取かかった。
切断したままそ知らぬ顔をしていて、娘が朝の食事を運んで来た時、部屋を飛出せばよい訳だ。
非常に骨の折れる仕事であったが、四五時間もかかって、直径三分程もある鎖をやっと切り取ることが出来た。
で、三十分ばかり、鼾さえ立てて、寝入った体に見せかけたのち、ドアの鍵穴に紙を詰め、室外の物音に耳をすましながら、ポケットナイフを取出し、鎖の切断作業に取かかった。
切断したままそ知らぬ顔をしていて、娘が朝の食事を運んで来た時、部屋を飛出せばよい訳だ。
非常に骨の折れる仕事であったが、四五時間もかかって、直径三分程もある鎖をやっと切り取ることが出来た。