では、この二つの妙な出来事は、全く二郎の疑心暗鬼であったかと云うに、必ずしもそうではないことが、翌日、翌々日と日がたつにつれて、段々ハッキリして来た。
殺人第三
その翌日、例になく早起きをした二郎が、庭を散歩しながら、何気なく玄関の前まで来かかると、音吉爺さんが、西洋館の入口の大扉を、せっせと雑巾で拭いているのに出合った。
では、この二つの妙な出来事は、全く二郎の疑心暗鬼であったかと云うに、必ずしもそうではないことが、翌日、翌々日と日がたつにつれて、段々ハッキリして来た。
殺人第三
その翌日、例になく早起きをした二郎が、庭を散歩しながら、何気なく玄関の前まで来かかると、音吉爺さんが、西洋館の入口の大扉を、せっせと雑巾で拭いているのに出合った。