この建物のどこかに、人の気附かぬ様な、秘密の出入口が出来ているのではないかと疑ったからだ。
で、そうして歩き廻っている内に、秘密の出入口などはなかったけれど、その代りに、妙なものを発見した。
何気なく目を上げて、遙か屋上の例の時計塔を眺めていると、その文字盤の表面に、遠くて読めぬけれど、何か文字らしいものを記した紙切れが、ベッタリ貼りつけてあるのに気がついた。
この建物のどこかに、人の気附かぬ様な、秘密の出入口が出来ているのではないかと疑ったからだ。
で、そうして歩き廻っている内に、秘密の出入口などはなかったけれど、その代りに、妙なものを発見した。
何気なく目を上げて、遙か屋上の例の時計塔を眺めていると、その文字盤の表面に、遠くて読めぬけれど、何か文字らしいものを記した紙切れが、ベッタリ貼りつけてあるのに気がついた。