「よしよし、一つあすこへ昇って、あの手紙をはがして来てやろう」
一郎は即座に決心して、誰にも知らさず、洋館の二階に上り、塔への特別の階段を昇って行った。
気丈な彼は、こんなことで騒ぎ立てて、神経過敏になっている人々をおびやかすこともないと思ったのだ。
「よしよし、一つあすこへ昇って、あの手紙をはがして来てやろう」
一郎は即座に決心して、誰にも知らさず、洋館の二階に上り、塔への特別の階段を昇って行った。
気丈な彼は、こんなことで騒ぎ立てて、神経過敏になっている人々をおびやかすこともないと思ったのだ。