江戸川乱歩 『魔術師』 彼は三角に狭まった隅っこに身をかがめて、じっと動かなかった。 猫に追いつめられた鼠が、反対に猫に飛びかかろうとする時の、あの物凄い姿勢だ。 下から洩れて来る光の糸が、その部分部分を縞にして、一層不気味に浮上がらせている。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア