夕方になっても、帰らぬので、玉村邸へ電話をかけると、無論邸へは来ていないという返事だ。
そこで、警察へ届けるやら、捜索隊が八方に飛ぶやら、大騒ぎとなったが、その時分には、当の妙子は、とっくにこの海岸の一軒家へさらわれて来ていた。
先に、賊の住家の玄関脇の一室に、棺桶の様な長い箱が置いてあったことを記したが、妙子はその中にとじこめられていたのだ。
夕方になっても、帰らぬので、玉村邸へ電話をかけると、無論邸へは来ていないという返事だ。
そこで、警察へ届けるやら、捜索隊が八方に飛ぶやら、大騒ぎとなったが、その時分には、当の妙子は、とっくにこの海岸の一軒家へさらわれて来ていた。
先に、賊の住家の玄関脇の一室に、棺桶の様な長い箱が置いてあったことを記したが、妙子はその中にとじこめられていたのだ。