それを聞くと、明智は少しもためらわず、書斎にかけ込んで、卓上電話に向い、警視庁の波越警部の自宅を呼出した。
犯罪捜査を生命とする波越警部は、枕下に官服と電話器とを置いて眠る習慣だったので、取次を待つ面倒もなく、直様聞慣れた相手の声が出た。
明智は手短かに仔細を語り、小石川の旗本屋敷の所在を教えて、先方で落ち合う約束をして電話を切った。
それを聞くと、明智は少しもためらわず、書斎にかけ込んで、卓上電話に向い、警視庁の波越警部の自宅を呼出した。
犯罪捜査を生命とする波越警部は、枕下に官服と電話器とを置いて眠る習慣だったので、取次を待つ面倒もなく、直様聞慣れた相手の声が出た。
明智は手短かに仔細を語り、小石川の旗本屋敷の所在を教えて、先方で落ち合う約束をして電話を切った。