江戸川乱歩 『魔術師』 妙子は已に溺れてしまったのか、いくら呼んでも答はない。 探そうにも暗闇の水の中、見当もつかねば、無闇に歩き廻る訳にも行かぬ。 水面は、腰から腹、腹から胸と、恐ろしい速度で這い上り、うっかりすると渦巻く水に足をとられそうだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア