江戸川乱歩 『魔術師』 あとで検べて見ると、穴蔵の煉瓦の数枚が、倉庫の扉の様に、外から開く仕掛けになっていた。 賊はその外へ廻って、目ざす妙子さんを、闇の穴蔵から、ソッと連れ出して行ったものに相違ない。 父も兄達も、あの騒ぎの最中なので、それに気づかなかったのだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア