まだら蛇
それより少し前、水上署の大型ランチが、賊の汽船に横着けになった。
艇上の波越警部は、船内の明智を、しきりと呼び立てたけれど、何の答えもなく、第一賊船の甲板上には、いつまで待っても、人影さえ現われぬので、業をにやして、兎も角ランチから汽船へと、乗移って見ることにした。
まだら蛇
それより少し前、水上署の大型ランチが、賊の汽船に横着けになった。
艇上の波越警部は、船内の明智を、しきりと呼び立てたけれど、何の答えもなく、第一賊船の甲板上には、いつまで待っても、人影さえ現われぬので、業をにやして、兎も角ランチから汽船へと、乗移って見ることにした。