店には大小さまざまの時計が、あるいは柱にかけ、あるいは棚に陳列してあるのですが、ゆうべまでカチカチと動いていたそれらの時計が、どれもこれも止まってしまって、そのうえ申しあわせたように、短針が五時を示しているのです。
懐中時計や、腕時計はべつですが、目ざまし時計も、ハト時計も、オルゴール入りの大理石の置き時計も、正面にある、二メートルほどの大振り子時計も、大小無数の時計の針が、いっせいに正五時をさしているありさまは、何かしらお化けめいて、ものすごいほどでした。
いうまでもなく、「もうあと五日しかないぞ。