その翌早朝のこと、大鳥氏は、下ばたらきの小娘の、けたたましいさけび声に目をさましました。
その声が、黄金塔の安置してある部屋の方角から、聞こえてきましたので、大鳥氏はハッとしてとびおきると、そのへんに居あわせた店員をともなって、息せききってかけつけました。
例の十畳の座敷の前までいってみますと、そこに、つい四日ばかり前にやといいれた、十五―六のかわいらしいお手伝いさんが、おどろきのあまり口もきけないようすで、しきりと座敷の板戸を指さしていました。
その翌早朝のこと、大鳥氏は、下ばたらきの小娘の、けたたましいさけび声に目をさましました。
その声が、黄金塔の安置してある部屋の方角から、聞こえてきましたので、大鳥氏はハッとしてとびおきると、そのへんに居あわせた店員をともなって、息せききってかけつけました。
例の十畳の座敷の前までいってみますと、そこに、つい四日ばかり前にやといいれた、十五―六のかわいらしいお手伝いさんが、おどろきのあまり口もきけないようすで、しきりと座敷の板戸を指さしていました。