畳の非常ベルのしかけも、柱のかくしボタンをおして、電流を切ってしまえば、いくら部屋の中を歩いても、少しも物音はしないのです。
門野支配人は、そうしていくども板戸を出たりはいったりして、人目をしのびながら、まず一番に、一メートルもある細長いふろしき包みを、それから形は小さいけれど、たいへん重そうなふろしき包みを五つ、つぎつぎと座敷の中へ運びいれました。
「おい、おい、門野君、きみはいったい何を持ちこんできたんだね。
畳の非常ベルのしかけも、柱のかくしボタンをおして、電流を切ってしまえば、いくら部屋の中を歩いても、少しも物音はしないのです。
門野支配人は、そうしていくども板戸を出たりはいったりして、人目をしのびながら、まず一番に、一メートルもある細長いふろしき包みを、それから形は小さいけれど、たいへん重そうなふろしき包みを五つ、つぎつぎと座敷の中へ運びいれました。
「おい、おい、門野君、きみはいったい何を持ちこんできたんだね。