夏目漱石 『二百十日』 誰が敲くのだか分らない。 僕は寺の前を通るたびに、長い石甃と、倒れかかった山門と、山門を埋め尽くすほどな大竹藪を見るのだが、一度も山門のなかを覗いた事がない。 ただ竹藪のなかで敲く鉦の音だけを聞いては、夜具の裏で海老のようになるのさ」 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア