二十面相の敵か味方か、それさえもはっきりわかりません。
その奇妙なあいずが終わりますと、こんどはいっそうふしぎなことがおこりました。
今まで林のしげみの中にぼんやり見えていた、人の顔のようなものが、スッとかくれたかと思うと、まるで大きなけだものでも走っているように、木の葉がはげしくざわめき、何かしら黒い影が、木立ちの間を向こうのほうへ、とぶようにかけおりていくのが見えました。
二十面相の敵か味方か、それさえもはっきりわかりません。
その奇妙なあいずが終わりますと、こんどはいっそうふしぎなことがおこりました。
今まで林のしげみの中にぼんやり見えていた、人の顔のようなものが、スッとかくれたかと思うと、まるで大きなけだものでも走っているように、木の葉がはげしくざわめき、何かしら黒い影が、木立ちの間を向こうのほうへ、とぶようにかけおりていくのが見えました。