長いあいだ床屋に行ったこともないような、モジャモジャのしらが頭、顔中をうずめた白いほおひげ、あごひげ、身には、くず屋のかごの中からでも拾いだしたようなボロボロの古洋服を着て、靴下もない足に、やぶれ靴をはいています。
その乞食のような老人が、道路のまん中にうずくまって、はくぼくで地面に何か書いているのです。
泰二君は、「おかしいな。
長いあいだ床屋に行ったこともないような、モジャモジャのしらが頭、顔中をうずめた白いほおひげ、あごひげ、身には、くず屋のかごの中からでも拾いだしたようなボロボロの古洋服を着て、靴下もない足に、やぶれ靴をはいています。
その乞食のような老人が、道路のまん中にうずくまって、はくぼくで地面に何か書いているのです。
泰二君は、「おかしいな。