おかあさまは、とにかく、泰二君を安心させるために、まねごとにでも細引きでしばるほかはないと考えたのでした。
そして、納戸へいって、こうりをしばる細引きのたばを持って、泰二君のそばへ帰りましたが、いくら本人のたのみとはいえ、親がわが子をしばるなんて、形だけにもせよ、いやな気がするものですから、どうしたものかしら、とためらっていますと、泰二君は、そんなことはおかまいなく、早く早くとせがむのです。
やっぱりしばるほかはありません。
おかあさまは、とにかく、泰二君を安心させるために、まねごとにでも細引きでしばるほかはないと考えたのでした。
そして、納戸へいって、こうりをしばる細引きのたばを持って、泰二君のそばへ帰りましたが、いくら本人のたのみとはいえ、親がわが子をしばるなんて、形だけにもせよ、いやな気がするものですから、どうしたものかしら、とためらっていますと、泰二君は、そんなことはおかまいなく、早く早くとせがむのです。
やっぱりしばるほかはありません。