すると、大入道のような大樹がムクムクとしげっているやみの中を、大小二つの人影が、物の怪のように走りさっていくのがながめられました。
小さいほうの黒い影が泰二君であることはわかっていますが、もう一つの大きい人影は、いったい何者でしょう。
おかあさまは少しもごぞんじなかったのですけれど、それはあの蛭田博士なのでした。
すると、大入道のような大樹がムクムクとしげっているやみの中を、大小二つの人影が、物の怪のように走りさっていくのがながめられました。
小さいほうの黒い影が泰二君であることはわかっていますが、もう一つの大きい人影は、いったい何者でしょう。
おかあさまは少しもごぞんじなかったのですけれど、それはあの蛭田博士なのでした。