明智を見送って座敷に帰った小泉氏は、もう気が気でありません。
うまく信雄を取りもどしてくれるかしら、もしや掛け軸がにせものとわかって、あの子がおそろしいめにあうようなことはないかしらと、立ったりすわったり、時計の針ばかりながめくらすのでした。
信雄君のおかあさまの小泉夫人とて同じことです。
明智を見送って座敷に帰った小泉氏は、もう気が気でありません。
うまく信雄を取りもどしてくれるかしら、もしや掛け軸がにせものとわかって、あの子がおそろしいめにあうようなことはないかしらと、立ったりすわったり、時計の針ばかりながめくらすのでした。
信雄君のおかあさまの小泉夫人とて同じことです。