そして、信雄君は、夕方からのできごとを、どもりどもり、かいつまんで物語りました。
おとうさまもおかあさまも、信雄君の話が進むにつれて、まるで、そのおそろしい動く天井が、いま、目の前で、わが子の頭上に落ちてでもくるかのように、ハラハラしながら、手に汗をにぎって聞きいるのでした。
「そしてね、ぼくにあの手紙を書かせると、二十面相はどっかへ行ってしまって、いくら待ってもその、みょうな部屋から出してくれないのです。
そして、信雄君は、夕方からのできごとを、どもりどもり、かいつまんで物語りました。
おとうさまもおかあさまも、信雄君の話が進むにつれて、まるで、そのおそろしい動く天井が、いま、目の前で、わが子の頭上に落ちてでもくるかのように、ハラハラしながら、手に汗をにぎって聞きいるのでした。
「そしてね、ぼくにあの手紙を書かせると、二十面相はどっかへ行ってしまって、いくら待ってもその、みょうな部屋から出してくれないのです。