少年たちは、一週間もまえから、こんどの二日つづきのお休みには、どこへ出かけようかと、楽しい相談をはじめていましたが、団員の桂正一君と篠崎始君とが、奥多摩の鍾乳洞を探検しようじゃないかと、ねっしんに主張しました。
桂君と篠崎君とは、同じ中学校の一年生でしたが、同級生に、ごく最近、大学生のにいさんにつれられて、その鍾乳洞へ出かけたものがあって、その少年が洞くつの中のものすごさを、いろいろと話して聞かせてくれたものですから、ふたりはもうむちゅうになってしまったのです。
少年探偵団員たちは、深さも知れない洞くつの探検と聞いて、大喜びで賛成しました。