と、たのもしそうに、元気な少年たちをながめていましたが、一同がそのへんの岩の上に腰をおろして、リュックサックの中から、竹の皮包みを取りだし、申しあわせた日の丸弁当をぱくつきはじめますと、じいさんはなおもじょうだんを言いながら、山小屋の中へ姿を消してしまいました。
やみの迷路
少年たちは、小鳥の声を聞きながら、大きなにぎり飯をすっかりたいらげ、水筒の水をゴクゴクやって、お昼ご飯をすませますと、あるものはリュックサックの中から、道しるべのひもの玉を、あるものは懐中電灯を取りだし、めいめいに出発の用意をして、いよいよ鍾乳洞の入り口へと近づきました。