大きな声を出しますと、遠くのほうから、怪物のようなこだまの声がかえってくるものですから、みんなそれにおびえて、ささやくような低い声で話しあうのです。
そうして、だんだん岩はだをつたいながら、洞くつを一周して、第二、第三、第四と、四つの枝道があることをたしかめましたが、相談のうえ、そのうちで、いちばん広い第二の道をえらんで、なおも奥へと進むことになりました。
その枝道は、かなり広いので、四つんばいになる必要もなく、また一列縦隊をつくって歩きはじめましたが、十メートルも行ったかと思うと、もう道が二つに分かれていました。