全身ネズミ色の毛むくじゃらで、あとあしで立っている胴体が、おとなの背よりも高く、その胴体の上に、フクロウの顔を三十倍ほどに大きくしたような、丸い顔がついて、その毛むくじゃらの顔のまんなかに大きなくちばしのようなものがとびだしていて、その上に二つの目がギョロッと光っているのです。
少年たちは、みいられたように、目をそらす力もなく、じっと、その怪物とにらめっこをしていましたが、すると、化け物は、ヨタヨタと二、三歩あるいたかと思うと、ギョッとするような大きな物音をたてて、サーッと羽をひろげたではありませんか。
羽といっても鳥の羽ではありません。