穴をはいだしたといっても、穴の外もやっぱり洞くつの中の迷路の一部です。
二十面相は着物の土をはらって、懐中電灯を照らしながら、その細い道を、入り口のほうへと歩きだしました。
ところが、そうして五、六歩も進んだかと思いますと、何を見たのか、二十面相はギョッとしたように立ちどまり、懐中電灯を行く手のやみにさしむけました。
穴をはいだしたといっても、穴の外もやっぱり洞くつの中の迷路の一部です。
二十面相は着物の土をはらって、懐中電灯を照らしながら、その細い道を、入り口のほうへと歩きだしました。
ところが、そうして五、六歩も進んだかと思いますと、何を見たのか、二十面相はギョッとしたように立ちどまり、懐中電灯を行く手のやみにさしむけました。