白宝堂は仮ぶしんなので、鉄のおろし戸はまだできず、戸じまりはみな木の雨戸だったのです。
その真夜中に、とつぜん、ショーウインドウのあたりで、バリバリ、ガチャンというおそろしい物音がしました。
店に寝ていた少年店員が、びっくりして飛びおき、ただ一つだけつけたままにしてある小さな電灯の光で、音のしたほうを見ますと、ショーウインドウの中に、何か青い長いものが、ゴソゴソとうごめいていたのです。
白宝堂は仮ぶしんなので、鉄のおろし戸はまだできず、戸じまりはみな木の雨戸だったのです。
その真夜中に、とつぜん、ショーウインドウのあたりで、バリバリ、ガチャンというおそろしい物音がしました。
店に寝ていた少年店員が、びっくりして飛びおき、ただ一つだけつけたままにしてある小さな電灯の光で、音のしたほうを見ますと、ショーウインドウの中に、何か青い長いものが、ゴソゴソとうごめいていたのです。