青銅の首を持ち、鉄の指を持つ怪物が、気体となって蒸発するはずはない。
では風船のように、からだが軽くなり、フワフワと空へまいあがったとでもいうのでしょうか。
あの怪談ずきの青年店員は、よつんばいの怪物が、ちょうど花火からとびだした、紙製のトラのように、月夜の空を、高く高くとんで行くのが、かすかに見えるような気がしました。
青銅の首を持ち、鉄の指を持つ怪物が、気体となって蒸発するはずはない。
では風船のように、からだが軽くなり、フワフワと空へまいあがったとでもいうのでしょうか。
あの怪談ずきの青年店員は、よつんばいの怪物が、ちょうど花火からとびだした、紙製のトラのように、月夜の空を、高く高くとんで行くのが、かすかに見えるような気がしました。