うす暗いトンネルを十歩ほど行くと、道が二つにわかれて、その左のほうの行きあたりに、がんじょうな板戸がしまっていました。
道化ものが「あけてごらん。
というような身ぶりをするものですから、小林君は何げなく、不自由な青銅の指で、その重いドアーをひらきましたが、一目部屋の中を見るとギョッとして、思わず、板戸をしめてしまいました。
うす暗いトンネルを十歩ほど行くと、道が二つにわかれて、その左のほうの行きあたりに、がんじょうな板戸がしまっていました。
道化ものが「あけてごらん。
というような身ぶりをするものですから、小林君は何げなく、不自由な青銅の指で、その重いドアーをひらきましたが、一目部屋の中を見るとギョッとして、思わず、板戸をしめてしまいました。