屋上に逃げだした二十面相は、忘れないで持って来た、例の袋のようなカバンから、黒い絹紐のたばをとりだしました。
いつか煙突さわぎの時に使ったのと同じような、一尺ごとにむすび玉のある、じょうぶな長いひもばしごです。
かれはそれをつかんで、屋上のてすりから、はるかの地上を見おろしました。
屋上に逃げだした二十面相は、忘れないで持って来た、例の袋のようなカバンから、黒い絹紐のたばをとりだしました。
いつか煙突さわぎの時に使ったのと同じような、一尺ごとにむすび玉のある、じょうぶな長いひもばしごです。
かれはそれをつかんで、屋上のてすりから、はるかの地上を見おろしました。