警察のランチは、ただちに現場に近づいて、人命救助につとめたことは、いうまでもありませんが、ボートの乗組員はひとりとして生きのこったものはなく、中にも青銅のよろいを着た二十面相の死体は、いくらさがしても、発見することができませんでした。
あのよろいの重さのため、海中にしずんだまま、浮きあがることができなかったのかも知れません。
残念ながら、主犯をとらえることは、できませんでしたが、青銅の魔人の秘密は、ことごとくあばかれ、かれの同類はとらえられ、秘密の工場は、とりつぶされ、地底の財宝は、それぞれ、もとの持ち主の手にもどりました。