残念ながら、主犯をとらえることは、できませんでしたが、青銅の魔人の秘密は、ことごとくあばかれ、かれの同類はとらえられ、秘密の工場は、とりつぶされ、地底の財宝は、それぞれ、もとの持ち主の手にもどりました。
名探偵明智小五郎と、少年助手小林の名声は、いよいよ高く、それにつれて、あのチンピラ別働隊の手がらも、大きく新聞にのり、十六人のチンピラどもが肩をくんで笑っている、むじゃきな写真が、どの新聞にも出たものですから、その評判は大へんなものでした。
そして、このチンピラ少年たちは、そのうち、明智探偵の世話で、あるものは学校にはいり、あるものは職業につき、それぞれ、幸福な身のうえになったということです。