江戸川乱歩 『虎の牙』 正面のゆかから天井までが、一つの顔なのです。 よくもこんなに、にせたものだと思うほど、魔法博士とソックリの顔なのです。 それが、ほそいつり竿を何十本もそろえたような口ひげを、左右にピンとのばして、ほら穴のような大きな口をあいて、笑っているのです。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア