夏目漱石 『二百十日』 一時間ほどで林は尽きる。 尽きると云わんよりは、一度に消えると云う方が適当であろう。 ふり返る、後は知らず、貫いて来た一筋道のほかは、東も西も茫々たる青草が波を打って幾段となく連なる後から、むくむくと黒い煙りが持ち上がってくる。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア