ふり返る、後は知らず、貫いて来た一筋道のほかは、東も西も茫々たる青草が波を打って幾段となく連なる後から、むくむくと黒い煙りが持ち上がってくる。
噴火口こそ見えないが、煙りの出るのは、つい鼻の先である。
林が尽きて、青い原を半丁と行かぬ所に、大入道の圭さんが空を仰いで立っている。
ふり返る、後は知らず、貫いて来た一筋道のほかは、東も西も茫々たる青草が波を打って幾段となく連なる後から、むくむくと黒い煙りが持ち上がってくる。
噴火口こそ見えないが、煙りの出るのは、つい鼻の先である。
林が尽きて、青い原を半丁と行かぬ所に、大入道の圭さんが空を仰いで立っている。