出口はどこにもない、ただ、空気ぬきの小さな穴が二つあるばかりで、その下のほうの穴のうちがわのほこりが、何かでこすったように、みだれていた。
ぼくはあの時、二十面相が、まえに青銅の魔人のゴム人形で世間をだましたことを思いだした。
そして、こんどもまた、魔法博士のゴム人形を用意しておいたのじゃないかと考えたのです。
出口はどこにもない、ただ、空気ぬきの小さな穴が二つあるばかりで、その下のほうの穴のうちがわのほこりが、何かでこすったように、みだれていた。
ぼくはあの時、二十面相が、まえに青銅の魔人のゴム人形で世間をだましたことを思いだした。
そして、こんどもまた、魔法博士のゴム人形を用意しておいたのじゃないかと考えたのです。