明智探偵にふんした村上時雄は、書きぬきを読みおわると、鏡にむかって、ちょっと顔をなおしてから、ひとりで部屋を出て、うすぐらい廊下を、舞台へおりる階段のほうへ、歩いていきます。
ところが、そのとき、みょうなことが、おこりました。
見ると、村上の五メートルほどあとから、小さな人かげが、ソッと尾行しているではありませんか。
明智探偵にふんした村上時雄は、書きぬきを読みおわると、鏡にむかって、ちょっと顔をなおしてから、ひとりで部屋を出て、うすぐらい廊下を、舞台へおりる階段のほうへ、歩いていきます。
ところが、そのとき、みょうなことが、おこりました。
見ると、村上の五メートルほどあとから、小さな人かげが、ソッと尾行しているではありませんか。