四十面相が化けた古道具屋のおやじは、大きな仏像や、古いよろいや、人形や、刀剣などにかこまれて、れいの小机の前に腰かけ、電話の受話器を耳にあてていました。
「モシ、モシ、宮永さんですか。
エ、ちがいますか、モシ、モシ、九段の三八五〇番ではありませんか。
四十面相が化けた古道具屋のおやじは、大きな仏像や、古いよろいや、人形や、刀剣などにかこまれて、れいの小机の前に腰かけ、電話の受話器を耳にあてていました。
「モシ、モシ、宮永さんですか。
エ、ちがいますか、モシ、モシ、九段の三八五〇番ではありませんか。