おうちが広いので、ほかの人たちの声も聞こえません。
この勉強部屋は、壮一にいさんとふたりでつかっているのですけれど、そのにいさんも、どこかへ行っていて、賢二君はひとりぼっちなのです。
いっしんに本を読んでいますと、机の上のどこかで、カリカリと、物をひっかくような、かすかな音がしました。
おうちが広いので、ほかの人たちの声も聞こえません。
この勉強部屋は、壮一にいさんとふたりでつかっているのですけれど、そのにいさんも、どこかへ行っていて、賢二君はひとりぼっちなのです。
いっしんに本を読んでいますと、机の上のどこかで、カリカリと、物をひっかくような、かすかな音がしました。