小林君はビロードの大きな袋から、いろいろな品ものをとりだして、コンクリートの床にならべ、それを懐中電灯で、てらしてみせるのでした。
そこには、七つどころか、十いくつの、ひどく小さな、こびと島の道具とでもいうようなものが、ズラリとならんでいました。
てのひらにはいるような小型写真機、指紋をしらべる道具、黒い絹糸をよりあわせて作った、まるめれば、ひとにぎりになる縄ばしご、ノコギリやヤスリなどのついた万能ナイフ、虫メガネ、錠まえやぶりの名人が持っているような万能かぎたば、それから、なんだかわからない銀色の三十センチほどの長さの太い筒など。