書生の青木が、とんきょうな声をたてました。
それはドクロもようの、一ぴきのカブトムシだったのです。
明智が、サッと手ではらうと、カタンという音をたてて、妖虫は、床に落ち、あおむけになって、ぶきみな足をモガモガやっていましたが、そのうちに、クルッと、ひっくりかえって、そのまま、部屋のすみのほうへ、かけだしていくのでした。
書生の青木が、とんきょうな声をたてました。
それはドクロもようの、一ぴきのカブトムシだったのです。
明智が、サッと手ではらうと、カタンという音をたてて、妖虫は、床に落ち、あおむけになって、ぶきみな足をモガモガやっていましたが、そのうちに、クルッと、ひっくりかえって、そのまま、部屋のすみのほうへ、かけだしていくのでした。