それは十五畳の日本座敷で、いつもつかわない部屋ですから、一方の雨戸が、しめきったままになっているうえ、もう日がくれるじぶんなので、広間の中は、うす暗く、ものの形もはっきり見わけられないくらいですが、その床の間の上に、大きな黒いものが、寝そべっているように見えたのです。
書生の青木は、かわりものですから、ときどき、へんなことをします。
だれもいない二階の広間にかくれて、ひるねをしていることもめずらしくないのです。
それは十五畳の日本座敷で、いつもつかわない部屋ですから、一方の雨戸が、しめきったままになっているうえ、もう日がくれるじぶんなので、広間の中は、うす暗く、ものの形もはっきり見わけられないくらいですが、その床の間の上に、大きな黒いものが、寝そべっているように見えたのです。
書生の青木は、かわりものですから、ときどき、へんなことをします。
だれもいない二階の広間にかくれて、ひるねをしていることもめずらしくないのです。