江戸川乱歩 『鉄塔の怪人』 空はいちめんの雲にとざされ、風ひとつないどんよりとした日でした。 歯がかけたように、こわれているコンクリートべい。 その中の、ひざまでかくれるような草むら、うしろのほうには、常楽寺の墓場が、うす暗い木立ちの中に、チラチラと見えています。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア