城のまわりに、あんな高い鉄のへいがめぐらしてあるので、中の建物は、しまりをするひつようもないのでしょう。
小林君はその窓わくにとびついて、両手でからだをささえながら、そっと、窓の中をのぞいて見ますと、そこは大広間とでもいうような、ガランとした広い部屋で、むこうの壁の柱に石油ランプがつりさげてあって、その赤ちゃけた光が、部屋の中を、ぼんやりとてらしているのでした。
しばらく待っても、だれもはいってくるようすがないので、小林君は、そのまま窓をのりこえて、部屋の中にはいりこみました。
城のまわりに、あんな高い鉄のへいがめぐらしてあるので、中の建物は、しまりをするひつようもないのでしょう。
小林君はその窓わくにとびついて、両手でからだをささえながら、そっと、窓の中をのぞいて見ますと、そこは大広間とでもいうような、ガランとした広い部屋で、むこうの壁の柱に石油ランプがつりさげてあって、その赤ちゃけた光が、部屋の中を、ぼんやりとてらしているのでした。
しばらく待っても、だれもはいってくるようすがないので、小林君は、そのまま窓をのりこえて、部屋の中にはいりこみました。