金色はメッキで、宝石はガラス玉なのでしょうが、大テントのてんじょうからさがっている照明のライトに、キラキラ、チカチカと光って、目もまばゆいばかりでした。
十とうの馬たちは、いさみたって、ヒヒン、ヒヒンと、いななきながら、だくをふんで、馬場を三度まわりました。
すると、そのとき、バンドの音楽のちょうしが、パッとかわったかと思うと、十人の女王さまたちは、赤いマントをひらりとぬいで、砂場になげすて、むねに金モールのかざりのある赤いうわぎに、赤いズボンの、みがるな姿になって、馬の曲のりをはじめるのでした。