天空の曲芸
怪老人が、穴からそとへ逃げだしたときには、中村警部は、まだ、はしごのなかほどにいたので、とても、あいてを、つかまえることはできません。
てんじょうの小さな穴から、大仏像の肩の上に、とびだした怪老人は、そこに、はらばいになって、穴のそとから手をいれて、鉄ばしごのてっぺんが、コンクリートの壁にとりつけてあるのをはずして、両手で、はしごを、ユサユサとゆすぶりはじめました。
天空の曲芸
怪老人が、穴からそとへ逃げだしたときには、中村警部は、まだ、はしごのなかほどにいたので、とても、あいてを、つかまえることはできません。
てんじょうの小さな穴から、大仏像の肩の上に、とびだした怪老人は、そこに、はらばいになって、穴のそとから手をいれて、鉄ばしごのてっぺんが、コンクリートの壁にとりつけてあるのをはずして、両手で、はしごを、ユサユサとゆすぶりはじめました。