怪獣は、なにかをすりあわせるような、異様な声で、しゃべりたいだけしゃべってしまうと、サッと、窓のそばから身をひいて、庭の闇の中に、姿をかくしてしまいました。
ふたりの少年は、怪獣が見えなくなっても、しばらくは、からだがすくんで、立ちあがることもできませんでしたが、やっと元気を出して、部屋をとびだすと、園田君のおとうさんの部屋にかけつけて、今の恐ろしいできごとを知らせました。
そこで、うちじゅうが、おおさわぎになり、すぐに警察へ電話をかけたものですから、近くをまわっていたパトロール=カーがやってきて、大ぜいの警官が、手に手にピストルをかまえ、懐中電灯をふりてらして、広い庭のすみからすみまで捜しまわりました。