しかし、そのなかで、たったひとり、なんだかへんだなと気づいた警官がありました。
その警官も、屋根のほうを見ていたわけではありませんが、なにげなくふと顔を上にあげたとき、大屋根にとびついた四十面相の二本の足だけが、目のすみにうつったのです。
その足は、すぐに、大屋根の上に見えなくなってしまいましたが、一瞬間、灰色のコンクリートの壁のてっぺんのところに、ぶらんとさがっている、二本の黒い棒のようなものが見えたのです。
しかし、そのなかで、たったひとり、なんだかへんだなと気づいた警官がありました。
その警官も、屋根のほうを見ていたわけではありませんが、なにげなくふと顔を上にあげたとき、大屋根にとびついた四十面相の二本の足だけが、目のすみにうつったのです。
その足は、すぐに、大屋根の上に見えなくなってしまいましたが、一瞬間、灰色のコンクリートの壁のてっぺんのところに、ぶらんとさがっている、二本の黒い棒のようなものが見えたのです。